Volunteers
September 2001
ボランティア国際年に向けて、ベネトンの新しいキャンペーンが国連ボランティア計画と協力 - 職業:ボランティア
2001年9月25日、ベルリン。刺青とともに過去を背負ったかつてのストリート・ギャングが、今では暴力に対する闘いに挑んでいます。若い弁護士は、人権を促進し、擁護しています。服装倒錯者は、売春婦たちにコンドームを配っています。年老いたタップ・ダンサーは、老人ホームの人々を楽しませています。彼らの出身は世界中のあらゆる国々で、その背景も様々です。若い人もいれば、さほど若くない人もいますが、みな弱者や苦しんでいる人々に対して共通の意識があります。彼らは、ボランティア国際年に向け、国連ボランティア計画(過去30年間にわたって世界中のボランティア活動に対応してきた国連の計画)の協力とともに考案された、ユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトンの2001年秋のコミュニケーション・キャンペーンの支援者です。そして、このキャンペーンは、2001年12月5日のボランティア国際デーにクライマックスを迎えます。
マスコミおよびビルボードで展開されるこの新しいキャンペーンでは、ファブリカの若きクリエイティブなカメラマン、ジェームズ・モリソンが撮影していますが、ベネトンは、そのコミュニケーション戦略の典型とも言えるテーマを取り上げ、再び"現実社会の人々"について語り、文明社会にとって重要な問題点を論じています。キャンペーンのコンセプトの段階で、ファブリカ(ベネトンのコミュニケーション・リサーチ・センター)は、現代社会においてボランティアとして活動するための様々な方法について研究し、意外な側面に焦点を絞り、自分の時間とエネルギーを他者に捧げるという行為が、自己改善そして生活の質を高めることにも結びつくことを示しました。
今回のキャンペーンのために、ボランティア活動のみを特集した『カラーズ』特別号が出版されます。12月5日には、ローマで、ファブリカ・ミュージックが、ボランティア国際デーのために特別に作曲された曲を演奏します。
「今回のキャンペーンでは、私たちは、ボランティア活動を支援する姿勢を表明することにしました。」と、ルチアーノ・ベネトンは話しています。「そして、偏見なく他者のために働くことを選択した人々をも支援しています。国連のような格式高い組織とパートナーシップを結ぶことで、私たちも、ボランティアには様々なやり方があることを学びました。私たちは、多くの人が過小評価している、あるいは多くの人々がまったく気づかずにいる多面的な現実に対して、認識を高めることを狙いとしています。事実、ボランティア活動は、私たちの生活により深い意味を与えるための現実的なチャンスであり、世界中の若者にとっては最も重要かつ積極的なお手本の一つでもあるのです。」
ドイツのボンに本部を置き、世界中の5000人の人々を動かして平和と発展のために尽力している国連ボランティア計画によると、ボランティア活動は、先進国においても開発途上国においても最も一般的な人類の連帯形式であるにもかかわらず、これまではその社会的価値および経済的価値に対して十分な関心が寄せられていなかったといいます。ボランティア精神が評価されているごくわずかな国々においても、ボランティア活動は国内総生産(GDP)の8%から14%を占めるだけである、と言えば、十分お分かりいただけるでしょう。ヨーロッパの9カ国で実施された調査では、年間のボランティア活動は200万人分の職に相当すると見積もられています。とくにドイツでは、14歳以上の人口の34%(2,200万人)が定期的にボランティア活動に参加しています。米国では、ボランティア活動は、毎年2,250億ドルの価値を持っています。
「ボランティア国際年は、こうした多くの人々に光を当てるために宣言されたものです。」と、国連ボランティア計画のエグゼクティブ・コーディネーターを務めるシャロン・ケイプリング‐アラキジェ氏は述べます。「ベネトンのキャンペーンは、ボランティアの人々を舞台の袖から人々の視線が集まる中央へと引き出すことで、重要な貢献をしてくれています。ボランティアのありのままの姿、つまり社会を一つに結びつけるまとめ役としての姿を示してくれているのです。」
ベネトンと国連が初めて協力関係を持ったのは、1996年、開発途上国の飢餓の問題を話し合うためにFAO(国連食糧農業機関)が主催した世界食糧サミットのための最初の大規模なコミュニケーション・キャンペーンにおいてです。1997年には、人権宣言50周年を祝う世界的なキャンペーンで、また1999年にはUNHCR(国連難民高等弁務官)と協力したコソボのための資金収集キャンペーンで、再び手を結んでいます。
ベネトンと国連ボランティア計画のキャンペーンは、ヨーロッパ、米国、南米、極東地域、新聞、週刊誌、女性誌、ライフスタイル・マガジン、そして世界主要都市のビルボードで展開します。